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喉元の超薄型ウェアラブルバイオセンサー開発

新時代の皮膚パッチは、人とAIの相互作用を橋渡しするように機能する可能性を秘めている。豪・モナシュ大学の研究チームは、ナノテクノロジーとAIの組み合わせにより、11種の生体信号をモニターできる超薄型の皮膚パッチを開発した。

Nature Nanotechnologyに発表された同研究では、白金フィルムと金ナノワイヤーを積層した超薄型センサーを首の皮膚に貼ることで、引っ張りやひずみを感知し、発話・心拍・呼吸・触覚・首の動きなど11種の生体活動を92.73%の精度で分類している。従来型の皮膚パッチでは、1種の抵抗信号が1種の生体データに対応した「one-mode sensor」が主流であった。しかし、本システムでは周波数/振幅に焦点を当てたニューラルネットワークによって、単一の抵抗信号から複数の生体信号を分離し、同時に多種の生体データを解釈可能な「multimodal sensor」として機能する。

著者のZongyuan Ge氏は「人それぞれ声や動きは異なるため、本研究の次のステップにおいてさらにアルゴリズムを洗練し、センサーのプログラムを個人に合わせて調整できるようにしたい」と語っている

参照論文:

Hierarchically resistive skins as specific and multimetric on-throat wearable biosensors

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