MIT – ウェアラブル超音波装置を開発

米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、48時間に渡り高解像度の超音波画像をリアルタイムに提供できる「ウェアラブル超音波装置」の開発に成功した。切手サイズで運用可能な同技術は、医療画像の新時代を告げるものとなるかもしれない。

Scienceに掲載された論文によると、このウェアラブル端末は、48時間に渡って臓器の超音波画像を継続的に提供することができる。2センチ×3センチの大きさとなるこのパッチは、皮膚に直接貼り付けることができ、心疾患や悪性腫瘍、妊娠関連合併症を含む多様な疾患の診断およびモニタリングへの活用が見込まれている。スマートフォンとの通信、およびAIアルゴリズムによって高精度な画像化を実現した。

現時点で、画像生成のためにトランスデューサとの接続が必要であるが、患者が自宅で運用することを可能とするため、チームは同システムの無線バージョンの開発に取り組んでいる。MITで機械工学分野の教授を務めるXuanhe Zhao氏は「我々は、ウェアラブルデバイスと医療用画像処理におけるブレイクスルーを達成した」と述べている。参考動画:Ultrasound Sticker

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1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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