identifeye HEALTHは、AIを活用した網膜撮影プラットフォーム「identifeye Camera」の発売を発表した。このプラットフォームを搭載したデバイスは、ポータブルで簡単に操作できる網膜検査であるため、より多くの人々が医療機関で手軽に網膜検査を受けられることが期待される。
従来の眼科検診では専門の眼科医にかかる必要があり、それが障壁となり、特に多くの糖尿病患者が推奨される年次検診を受けていないという現状があった。identifeye Cameraは、誰でも使いやすいインターフェース、AIによる高度な自動化、そして携帯性に優れたデザインのため、特別な技術的知識がなくても使用できるよう設計されている。また、AIが自動で細かい設定を調整し、高品質な画像を一貫して取得するため、検査の精度向上も期待される。この小型で折りたたみ可能なデバイスはバッテリーで駆動するため、さまざまな医療現場へ簡単に持ち運ぶこともでき、眼科検診のアクセス向上に寄与する可能性がある。
identifeye HEALTHのCEO、Vicky Demas氏は「網膜スクリーニング検査を、毎年の健康診断で血圧を測ったりバイタルチェックをしたりするのと同じように、一般的で利用しやすいものにすることを目指している。網膜情報は糖尿病、高血圧、さらには神経疾患などの全身疾患を早期発見するための強力なツールであり、将来的には他の全身疾患や神経疾患の診断にも応用が広がると期待している」と語った。
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