予防ヘルスケア x AIテクノロジーのプラットフォームアプリを手がけるFiNC Technologiesは、順調な資金調達と推定企業価値からNEXTユニコーンとしての期待が高まる。同社のようなベンチャー企業は資金調達のみならず市場機会の模索と人材登用のため、インドのエコシステムとの関係強化を進めている。
インドのスタートアップ関連メディアYourStoryでは、日本貿易振興機構(JETRO)がインドのシリコンバレーと謳われるベンガルールで主催したイベントの様子を報じている。先述のFiNCは2017年から市場の成長が見込まれるインドでの活動を開始し、デリーを拠点とするフィットネス企業FitMelnへの投資も行っている。FiNCはインドをグローバル展開の入り口と考え、さらなるM&Aやビジネス提携の機会を模索しているという。
日本の新興企業は、インドのIoT/AI関連人材の利用に大きな魅力を感じ開拓を続けている。インドスタートアップのエコシステムを現地で活用するだけではなく、日本で働きたい人材をいかにして招くか、国際的な人材獲得競争への注力も始めている。日本のスタートアップにとって、米国シリコンバレーに次いで、インドを第2の目的地とする動きは今後も続くだろう。