仏スタートアップ うつ病治療のためのAIを開発

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メンタルヘルス分野のAIを専門とするフランスのスタートアップ MyndBlueが、うつ病治療のためのAIを開発した。患者はブレスレットを装着し、それを通じて医師に心理データが送られる。データはAIシステムによってリアルタイムで分析される。これによって、医師は患者の状態を確認し、病気の山場を予想したり、治療を調整・改善することができる。

MyndBlueは、今回のAIの開発にあたり、「ディープニューラルネットワーク」と呼ばれるディープラーニングのアルゴリズム技術を使用している。仏メディアL’USINE NOUVELLEによると、同企業の代表 ドゥニ・フォンペイラン氏は、「心理的指標と患者の状態の間に確かな関係はないが、パラメータが存在するということはよく知られている。AIは、計算によって、個人の心理状態と病状の特徴を明らかにするための、あらゆる指標を再構築することができる」と述べたという。

このプロジェクトは、フランス理工科学校の研究センターで開発され、フランスをはじめ、アメリカの専門家も開発に携わった。仏メディアLes Echosが報じたところによると、フォンペイラン氏は、「患者の75 %は、データが医療的質を備えているという条件で、ブレスレットの装着を受け入れている」と述べたという。MyndBlueはフランスで臨床実験を実施中だ。