AI技術は医療保険適用を受けられるか

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ヘルスケア領域におけるAI技術の利用は、ここ数年で急激に進み、日々新しいシステムが開発・公開されているが、医療保険への適用は遅々として進んでいない。AI技術が実臨床の正規ルートへと取り込まれ、旧来のヘルスケアと並行して展開されていくには何が不足しているのだろうか。

Korea biomedical reviewの報道によると、世界的にみて、AIによるヘルスケア技術が医療保険でカバーされるケースは今現在ほぼないという。Asan Medical Center放射線科のPark Seong-ho教授は「AI技術が輝かしい急進をみせる一方で、政府による医療機器・技術の評価プロセスは旧態依然としたものだ」とし、新技術に対する評価制度を見直す必要があると語る。

ヘルスケア領域のエビデンス構築は、研究者や臨床専門家による長大な検証プロセスを要し、一朝一夕には成果が得られない。さらに機械学習のいわゆる「ブラックボックス」でのモデル構築は、医療とは相容れないという見方もある。一方、MIT Technology Reviewは、米FDAがAIに寛容な姿勢を持ち始めたことも報じている。まさに医療スタンダードそのものが変革のときに差しかかっているのかもしれない。