急速な技術革新が進む乳がん診断AI

Photo by iStock

放射線科医の不足は欧州においても同様だが、近年のAI技術の発展により、放射線科医を補助するばかりか、画像診断能力で凌駕するアルゴリズムさえ現れている。特に、マンモグラフィー画像からの乳がん診断AIについては各社がしのぎを削っており、その技術革新は目覚しい。

英テックメディアTechRadarが報じたところによると、ロンドンのヘルススタートアップKheiron Medical社は、新たにAIアルゴリズムを用いた乳がん診断システムの開発に参入することを明らかにしたという。開発されたアルゴリズムは、英国内で数万枚の画像診断による精度チェックを行う予定で、地元医療機関の強力なバックアップを受けている。

乳がん診断AIについては、DeepMind社が行っているNHSとの大規模な共同研究が記憶に新しい。今回Kheiron Medicalは、これをはるかに上回る50万枚ものマンモグラフィー画像の学習から、新しいアルゴリズムの開発を行った。Software Testing Newsの報道では、同社が大規模データによって一層高精度のアルゴリズムを実現したことが強調されており、AIアルゴリズムの技術競争はまさに熾烈を極めている。