2012年の発足以来、AI創薬分野で急速な発展を遂げているExscientiaは、AIアルゴリズム構築における積極的な人材補強を通し、更なるプラットフォームの改善・拡充を図っている。これまでExscentiaは、AIによる医薬品設計の自動化ではトップリーダーとして広く認識されてきた。
PR Newswireが13日報じたところによると、Exscientiaは、英Winton CapitalからAIアルゴリズム構築の責任者を迎えたほか、コンピュータサイエンス分野の専門家受け入れを積極的に進めている。データエンジニアリング部門のディレクターとなったAndrew Douglas氏は「これまでの経験を活かし、ワールドクラスの同僚達とプロジェクトに取り組めるのを楽しみにしている」と語った。
AIによる創薬は桁違いの効率性の高さ、大幅なコストカットなどを特徴とし、世界中で大きな注目を集めている。Labiotech.euの取材に対し、Exscientia・CEOのAndrew Hopkins氏は「従来の創薬にかかる時間・コストを5分の1程度に削減できる」としている。近年日本においても、DeNAが塩野義製薬・旭化成ファーマとのAI創薬に関する共同研究を開始したことが話題となった。