ロレアル 肌診断を行うAIシステムを開発

化粧品会社最大手のロレアルは、消費者が自身のセルフィー画像をアップロードすることで、肌診断と適切なトリートメント法の提案を行うことのできるAIシステムを開発した。本システムは、ロレアルでの15年に渡るエイジング研究に基づく成果であるという。

ビジネスメディアRetail Diveの報道によると、このAIアルゴリズムは、ロレアルの研究経過から蓄積された6000の臨床画像と、4500もの多人種からなる女性のセルフィー画像を学習させることによって得られたものであるという。新しい肌診断システムは、ロレアルのウェブサイトを通じ、順次世界公開が予定されているとのこと。

医療画像における疾患診断はAIとの親和性が高く、急速な普及が進んでいる。先月のNature Medicineからは、顔画像のみから稀な遺伝性疾患を識別するAIが公開され、大きな話題となった。医学的視点に立ったとき、顔骨格・表情・肌が持つ情報量は意外に多く、人目に識別できない差異さえも捉えるAIは、今後もその利用の幅を広げていくだろう。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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