英国 次世代のAI技術者養成に向け2億ポンドを調達

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英国は次世代のリーダーとなる1000名のAI研究者・技術者などを創出するため、2億ポンドの資金を調達し、英国内16の新しいセンターにおいて大学院レベル教育を推進する。医療は主要対象分野となっており、その出資元には、UK Research and Innovation(UKRI)のほか、AstraZenecaやGoogleなどの巨大企業が名を連ねている。

UKRIが21日報告したところによると、新センターは英国内14の主要大学に設置され、世界的AI研究者による指導と研究の推進が行われるという。英ビジネス・エネルギー・産業戦略省のGreg Clark大臣は「英国は長らく技術大国であり続けたが、今日のAI技術への積極投資は、研究・開発における英国の優位性に繋がるものだ」と重点投資の重要性を強調する。

中国・米国によるAI重点化政策が加速するなか、他先進国による積極的な追随もみられている。英University College Londonは今回の施策に伴い、1260万ポンドを受け、医療システムおよび基礎AI分野における人材育成を担当する。David Barber教授は「AIを既存のツールを越えて進化させるには、広範な文化的・肉体的・精神的知識を取り扱える必要がある」と多面的教育の必要性も指摘する。

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TOKYO analytica
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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。専門はメディカルデータサイエンス。ロンドンでのベンチャーエンジニアを経て、英国内の大学で医療データベース研究に従事。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。