Amazon ハーバード大学病院とAI技術で提携へ

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Amazonは4日、ボストンのハーバード大学関連病院と提携し、AI技術が実臨床をどれほど簡略化・効率化できるかの検証を進めることを公表した。これは、米国での3.5兆ドルに及ぶヘルスケア市場への明確な足がかりになるとみられ、大きな注目を集めている。

Bloombergの報道によると、Amazonは今回の提携に際し200万ドルの研究費を提供した上で、臨床現場におけるAI技術利用の検証を行うという。AmazonでヘルスケアAIを率いるTaha Kass-Hout氏は「医療現場が抱える問題点のうち、機械学習が役に立てるものは既に明確になっている」と話し、アプローチの具体性を強調する。

Amazonの開発したヘルスケア向けAIツールは、既にBeth Israel Deaconess Medical Centerなどで複数が実運用されている。Techradarが報じたように、Amazonは診療録の解析・要約が可能な自然言語処理AI技術も保有しており、ヘルスケア産業への展開を見据えた姿勢が鮮明となっている。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaは、データサイエンスと臨床医学への深い造詣を武器とし、健康に関するあらゆるモノ・コトのエビデンス構築・普及をお手伝いするメディカルコンサルティングプロジェクトです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。専門はメディカルデータサイエンス。ロンドンでのベンチャーエンジニアを経て、英国内の大学で医療データベース研究に従事。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。