Kheiron Medical シリーズAラウンドにて2000万ユーロを調達

ロンドンの医療AIスタートアップであるKheiron Medical Technologiesは、シリーズAラウンドとして2000万ユーロ(約24億円)の資金調達に成功したことを公表した。同社はごく早期の乳がんを捉えるAI画像診断システムで知られる(過去記事)。

Kheiron Medical TechnologiesのMiaは、乳がんのスクリーニングを目的とした画像診断AIで、マンモグラフィの高精度な分析を実現した。同製品はヨーロッパにおけるCEマーク認証を受けているほか、米FDAの承認申請も進んでいるという。Miaは単に優れたアルゴリズム精度を誇るだけではなく、ヨーロッパ・米国・アジアにおける大規模な臨床試験を通し、システムの臨床的有効性と安全性の確認を続けてきた地道な経緯もある。

EU-Startupsによると、今回の投資を主導したAtomicoのIrina Haivas氏は「私たちがKheironに投資したのは、彼らが世界有数の機械学習開発チームを有していることと、放射線医学および臨床的妥当性の検証に深い造詣を持つからだ」としている。Miaを担当する開発チームは、ICL・UCL・The Royal Marsden・エディンバラ・オックスフォードなどの優れた学術研究機関、およびGEやPhilipsなどにバックグラウンドを持つ研究者たちが集っている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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