循環器疾患診断に対するAIソリューションを提供するCardiologs Technologiesは、シリーズAラウンドとして1500万ドルの資金調達を行ったことを公表した。パリに本拠を置くベンチャーキャピタル・Alvenによって主導され、Cardiologsは2014年の創業以来2500万ドル以上を調達したこととなる。
医療デバイスに関する情報発信を手がけるMassDeviceの報道によると、CardiologsのAIプラットフォームは、種々の心臓モニタリングデバイスからのデータ解析と迅速なレポート作成を行うことができるという。既に100を超える循環器疾患・病態を識別可能で、不整脈検出などに関しFDAの承認を得ているものも含まれる。今回の資金調達によって、北米及びヨーロッパでのマーケティング強化を通した市場シェアの拡大を狙う。
Cardiologs CEOのYann Fleureau氏は「ディープラーニングと臨床医学の融合を通して独自に構築したソフトウェアは、従来の手作業ベースの業務フローを刷新する。診断速度・コスト・精度をいずれも大幅に改善させることになるだろう」とする。本ラウンドにはAlvenのほか、Bpifrance、ISAI、Kurma Diagnostics、Idinvest Partners、及びParas Saclay Seed Fundなどが含まれている。