英Babylonが狙う巨大マーケット

英国の医療AIスタートアップBabylonは、中国における存在感を日に日に増している。同国の”Healthy China 2030″によって、国家レベルでヘルスケアにおける質・アクセスの向上が叫ばれるなか、テクノロジーの導入余地が急速に広がっている。

中国のデジタルメディアSHINEの報道では、BabylonのCEO・Ali Parsa氏は「ヘルスケアにおけるAIへの注目という点では、中国は必ずしも早くなかったが、近年の急速な進展によって現在では世界で最も同領域への投資を行う国となった」と指摘する。Babylonは2018年、Tencentとの提携により、11億人のユーザーを誇るソーシャルメディアプラットフォーム・WeChatにおいてデジタルヘルスケアサービスを導入する素地を得た。Parsa氏は「2020年、中国での取り組みに関してマイルストーンともなる報告ができるだろう」と自信をみせる。

高齢化の進展、慢性疾患の急増、医療資源の不足、高騰する医療費など、中国の医療システムは複数の大きな困難に直面している。Parsa氏は「AI技術は効率化と質的転換・改善を通して、ヘルスケアを革新する可能性を持っている」とする。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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