イスラエルを本拠とするTodos Medicalはこのほど、申請中であった固形腫瘍スクリーニングの診断技術に関し、欧州特許庁(EPO)から認可通知を受け取ったことを公表した。同社は今後数週間のうちに、正式に本件での特許が発行されるとしている。
Todos Medicalの公表によると、同社のTotal Biochemical Infrared Analysis(TBIA)プラットフォームでは、末梢血単核細胞の解析を通して固形腫瘍の存在を特定することができるという。特許が付与されるのは、AIアルゴリズムによりIRスペクトルから複数種の固形腫瘍を識別するため、フーリエ変換赤外分光法を用いる手法とされる。
Todos Medical CEOのGerald Commissiong氏は「今回の特許技術は低コストな悪性腫瘍診断に繋がるもので、今後広範なスクリーニングツールとして利用される可能性がある」と述べ、技術の有用性を強調する。