医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療系AIスタートアップ・ベンチャー企業の動向Nanox - CureMetrixとの提携で医療画像プラットフォームにAI機能を追加

Nanox – CureMetrixとの提携で医療画像プラットフォームにAI機能を追加

イスラエルのNanoxCureMetrixとのパートナーシップにより、同社が進めるクラウドベースの医療画像プラットフォーム・Nanox.CLOUDにAI機能を追加する。

Medical Buyerの報道によると、Nanox.CLOUDは包括的な医療画像サービスを目指し、画像リポジトリ・放射線科医マッチング・診断レビュー・レポート作成・診断補助AI・医療費請求など、広範な機能を備えることになるという。Nanoxは1月の資金調達ラウンドで2,600万ドルを確保しており、これがシステム開発とその商品化に充てられることになる。

Nanoxは特に乳がんスクリーニングを重視しており、早期発見の重要性を強く訴える。また、マンモグラフィ画像の読影は、高濃度乳房(デンスブレスト)の存在や読影医が限られていることなどによって早期発見が阻害されている状況を指摘し、AIによる補助的画像診断の有効性を強調する。

TOKYO analytica
TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事