チュニジアが誇る高度科学研究機関であるINSATは、胸部単純レントゲン写真からCOVID-19感染をスクリーニングするオープンプラットフォームの開発を進めている。
The Jordan Timesは18日、本研究開発の進捗を紹介している。同種のスクリーニングツールは全く新しいものというわけではないが、ウェブベースの完全なオープンプラットフォームとして公開されるのは初めてとなる。数千に及ぶ正常所見画像および感染画像からニューラルネットワークをトレーニングしており、現状で画像単独からCOVID-19感染を90%の正確性で識別するとして、システムの信頼性を強調する。
INSATの研究チームは、本年3月中旬から本プラットフォーム開発に取りかかり、ドイツの研究開発機関GIZやイタリア医学放射線学会、米IBMなどのサポートを受ける。PCRを含めた専門検査リソースがひっ迫する各国の、前線を助けるサービスとしての期待が大きい。