NeuroFlowはメンタルヘルスの向上をサポートするプラットフォームで知られるが、このほど、米国立科学財団(NSF)から75万ドルの資金が提供されたことを公表した。これは同財団が展開するスモールビジネスイノベーションリサーチ(SBIR)プログラムに基づくもので、NeuroFlowのデジタルヘルスプラットフォームの更なる拡張が期待されている。
NeuroFlowの公表によると、今回の資金提供はSBIRの第二フェーズに当たり、既存技術の向上に加えてEHRの統合など、プラットフォームの拡張に主眼を置いた成長を狙うという。また、自然言語処理やAI開発への投資も予定される。NeuroFlowのプラットフォームは1,000を超えるヘルスケアプロバイダーに採用されており、25万人以上の患者の健康管理に利用されている。
創業4年となる同社は、ストレス対策やモチベーション・幸福感の向上などを図るため、ウェアラブルデバイスによる生体指標情報の医師との共有や、日記や瞑想といった患者タスクの割当と管理、動機付けのための個別化メッセージなど、多様なアプローチをそのプラットフォームに取り込んでいる。メンタルヘルスにデジタルプラットフォームで取り組むという新しいアプローチには、医療者からの期待も大きく今後の発展が注目される。