医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療系AIスタートアップ・ベンチャー企業の動向Current Health - メイヨークリニックとのパートナーシップを公表

Current Health – メイヨークリニックとのパートナーシップを公表

AIを利用したリモートモニタリングプラットフォームで知られるCurrent Healthは29日、米メイヨークリニックとのパートナーシップ締結を公表した。同社プラットフォームの拡充を通して、新型コロナウイルス感染症の罹患患者特定、症状・重篤度の予測を行うリモートモニタリングソリューションの開発へと繋げる。

Current Healthは、FDA認証を受けた生体センサーと独自プラットフォームを誇る。これらによって取得したデジタルバイオマーカーは、新型コロナウイルス感染症のリスク評価、および同患者のケア改善に結びつく可能性がある。Current Healthのリモート患者モニタリングプラットフォームは現在、世界各国40の病院システムにおいて継続利用されている。したがって、今回の提携によってもたらされる新しいAIアルゴリズムについても、その臨床導入は速やかであることが期待される。

メイヨークリニックは高度の臨床知見を共有するだけでなく、Current Healthの投資家に加わることも明らかにしており、その強固なパートナーシップが新しい医学的イノベーションを生むかに注目が集まっている。

TOKYO analytica
TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事