COVID-19のパンデミックを経て、感染リスク軽減のための遠隔医療はトレンドのひとつとして注目され続けている。
ポーランドの新聞社Warsaw Business Journalの報道によると、国内の都市ザブジェにあるシレジア工科大学のキャンパス内に、フィリップス社との共同投資で1億PLN(約27億円)相当の医療センターが建設されている。同医療センターでは、遠隔医療分野での革新的な技術開発に焦点が当てられているという。
フィリップス中東欧諸国担当の最高責任者Reinier Schlatmann氏は「遠隔医療は過重負担となった医療にとって大きなチャンスです。高齢化と限られた医療資源に対して改善策の導入が必要です」と語る。同センターではAIや医療情報関連の研究開発も行われ、シレジア工科大学とフィリップス社の両者における知的ポテンシャルと経験が結集される。