医療画像AIで知られるZebra Medical Visionは、インド最大の私設ヘルスケアプロバイダーであるApollo Hospitalsと提携し、胸部CT画像からCOVID-19を識別するAIソリューションのインド全土への展開を公表した。
6月1日にZebra Medical Visionが行ったプレスリリースによると、このAIシステムでは、COVID-19に起因した肺炎が疑われる際、病変像を強調表示するとともに「全肺容量に対して影響を受けた肺容量を%表記する」などの定量的評価までを自動で行うことができるという。同社とApollo Hospitalsとの提携は2019年から開始され、AIを利用した画像診断プラットフォームである「AI1」の導入が急速に進んでいる。
Zebra Medical VisionのCEOであるOhad Arazi氏は「病変の特定と追跡を通して、我々のソフトウェアは疾患の重症度に関する重要な情報を提供することができる。医師がより迅速かつ効果的に診断・評価できるようになるものと信じている」と話す。