米カリフォルニア州ロサンゼルスに本拠を置くRadNetは、米国における医療画像サービスの大手プロバイダーだが、このほどHologicとのパートナーシップを公表し、乳がん検出ツールへのAI活用を推進する構えを明らかにした。
RadNetによる先週のニュースリリースによると、両社は所有データを共有するとともに、RadNetにおける既存のマンモグラフィシステム群をアップグレードし、Hologicの3Dイメージングテクノロジーを組み込むという。また、このパートナーシップは、RadNetがこのほど買収したDeepHealthの機械学習技術によってサポートされるとのこと。Hologicの3Dマンモグラフィシステムは強固な科学的エビデンスに支えられた先進技術で、従来の2Dシステムに比べて要精検率を大幅に引き下げることで、不要な組織生検を回避できる可能性が示唆されている。
HologicのPete Valenti氏は「RadNetとの革新的コラボレーションにより、患者・臨床医の双方にメリットを与えられる。良質なデータへのアクセスはAIアルゴリズムのトレーニングと改良において欠かせないが、この提携が新しいツールの開発に結びつく貴重な機会となるだろう」と話す。