英Humaは、アプリ・ウェアラブルデバイスを用いた遠隔患者モニタリングと、これに基づく臨床および研究向けのデジタルヘルスプラットフォームを提供するスタートアップだ。Humaは昨年、Medopadからリブランドするとともに、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に公表した「COVID-19トラッカー」が同社の強力な業績を後押しし、急激な成長を続けている。
Humaは12日、新たな調達ラウンドにおいて1.3億ドル(約143億円)の資金調達を行ったことを明らかにした。後日行使できる7000万ドルのコミットメントラインも設定され、今回の資金調達額の合計は2億ドル以上にのぼるとみられる。新たな資金は米・中におけるデジタルプラットフォームの拡張にあてられ、現在英国・ウェールズ・ドイツ・アラブ首長国連邦の4政府から「イノベーションパートナー」として指定される同社のポートフォリオを拡充させる狙いがある。
HumaのDan Vahdat CEOは「我々は変化のペースを加速し、世界中でより良いケアと研究を進めるための革新を続けていきたい」とする。なお、今回のラウンドには日立製作所のCVCファンドにあたる「Hitachi Ventures」の参画も認めている。
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