Qure.aiと富士フイルムインド現地法人がX線画像AI診断で提携

インド・ムンバイを拠点とする医療AIスタートアップ「Qure.ai」は、X線画像解析AI「qXR」によって同国を中心とした結核診断などに取り組んできた(過去記事)。

Qure.aiの19日付プレスリリースによると、同社は富士フイルムのインド現地法人と提携し、富士フイルムのポータブルX線撮影装置「FDR Xair」にqXRを搭載したシステムを発表している。この提携から富士フイルムのX線装置のユーザーは、選択制パッケージによってCOVID-19診断・肺結節病変検出・結核診断・カテーテルやチューブの位置確認といった各種AI画像診断機能を利用可能となる。

今回の提携により、インドをはじめとした医療サービスへのアクセスが限られている地域において、都市部から離れた地域でもポータブルX線装置と組み合わせたAI画像診断技術の恩恵が広くもたらされることが期待される。Qure.aiのCEOであるPrashant Warier氏は「富士フイルムとの提携により、トリアージ・診断・治療の迅速化で医療の質を向上できることを喜ばしく思う」と述べている。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。