オランダ・アイントホーフェンに本拠を置くAutoscriberは、医師と患者の会話を記録し要約するAI駆動の音声認識ソフトウェアを提供している。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、医師の燃え尽きが世界的に深刻な問題となるなか、「医療者の負担を軽減しワークフローを効率化するシステム」への期待は大きい。
Autoscriberは、ライデン大学メディカルセンターのClinical Artificial Intelligence and Research Lab(CAIRELab)と共同開発されたAIソフトウェアで、患者と医療者のためのシームレスな臨床対話を可能とすることを目指す。Autoscriberは、診察中の臨床的概念を抽出・記録し、サマリーを自動生成するとともに、結果を患者の電子カルテに統合することで診断と個別ケアのリアルタイムなサポートを実現する。
LUMO Labsは7日付けプレスリリースのなかで、Autoscriberへのプレシード投資を公表しており、同社技術の将来性に言及する。また、AutoscriberはGoogleとの提携も進めており、コンピューティングと開発リソースへのアクセス、資金、マーケティング戦略等に関する支援を受けている。
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