Autoscriber – 次世代型診察支援システム

オランダ・アイントホーフェンに本拠を置くAutoscriberは、医師と患者の会話を記録し要約するAI駆動の音声認識ソフトウェアを提供している。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、医師の燃え尽きが世界的に深刻な問題となるなか、「医療者の負担を軽減しワークフローを効率化するシステム」への期待は大きい。

Autoscriberは、ライデン大学メディカルセンターのClinical Artificial Intelligence and Research Lab(CAIRELab)と共同開発されたAIソフトウェアで、患者と医療者のためのシームレスな臨床対話を可能とすることを目指す。Autoscriberは、診察中の臨床的概念を抽出・記録し、サマリーを自動生成するとともに、結果を患者の電子カルテに統合することで診断と個別ケアのリアルタイムなサポートを実現する。

LUMO Labsは7日付けプレスリリースのなかで、Autoscriberへのプレシード投資を公表しており、同社技術の将来性に言及する。また、AutoscriberはGoogleとの提携も進めており、コンピューティングと開発リソースへのアクセス、資金、マーケティング戦略等に関する支援を受けている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。