Microsoftの医療AI進出 – Nuanceを197億ドルで買収

Microsoftは12日、Nuance Communicationsを197億ドル(約2兆1555億円)で買収することを明らかにした。買収額は全額現金で支払われ、Microsoftは医療AI事業への本格参入を実現する。

速報記事:Microsoft – 米Nuanceの買収交渉か?

Microsoftの発表によると、Nuanceの現CEOであるMark Benjamin氏はCEO続投となり、Microsoftでクラウド・AI事業を率いるScott Guthrie副社長の直属となる。Microsoftは今回の買収を、2020年に立ち上げたMicrosoft Cloud for Healthcareをさらに成長させ、業界固有のクラウド戦略を目指す重要なステップと捉えている。

NuanceのAIソリューションは音声認識によって電子カルテ記録の自動化を進めるもので、現在、米国医師の55%以上、放射線科医の75%以上によって使用され、米国病院の実に77%において採用されている。Microsoftはついに、ヘルスケア領域における比類のない資産を手に入れた。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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