Binah.ai – カメラによる非接触血圧測定を実装

イスラエルの医療AIスタートアップ「Binah.ai」は、スマートフォン・タブレット・ラップトップのカメラを利用し、各種バイタルサイン(心拍数・心拍変動・酸素飽和度など)を測定するソフトウェアを発表してきた(過去記事)。プラットフォーム上で測定項目を拡充してきた同社は、新たに「非接触血圧測定」の実装を発表した。

Binah.aiの3日付リリースによると、追加された血圧測定機能は撮影時間1分で、その他のバイタルサインと同時に結果を抽出することを可能にしている。これまでの測定項目と同様、遠隔光電式容積脈波(rPPG)に基づき、顔の皮膚領域からカメラに反射してくる光をディープラーニングアルゴリズムで解析し、血圧値を算出する。

今回の血圧測定機能追加に関しては、電子機器見本市CESの「2022年イノベーションアワード」の受賞も合わせて発表されている。Binah.aiのCEOであるDavid Maman氏は「血圧測定は一般的な健康状態評価に不可欠な要素であり、今回の発表は私たちBinah.ai、そしてヘルスケア・ウェルネス領域にとって大きなマイルストーンだ」と語る。人々が既に所有しているデバイスを利用した同社の技術は、「非接触型バイタルサイン測定」という新潮流を象徴する出来事のひとつとして強い印象を残す。

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1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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