NVIDIA AI DAYS 2022

NVIDIAはこのほど、2022年6月23日および24日の2日間に渡って開催するオンラインイベント「NVIDIA AI DAYS 2022」の詳細を公表した。NVIDIA AI DAYSは「国内におけるAI開発の加速、発展を支援すること」を目的に、日本を代表する企業・機関が、AI開発において現在直面している課題や挑戦、ブレイクスルーについて、事例を通じた共有の場とする。昨年は2日間で65のセッションが行われ、好評を博したイベントの2回目となる。

本年の基調講演には、東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター・教授の松尾豊氏、ソニーグループ株式会社・執行役副社長の勝本徹氏の両氏を迎える。その他、80を超えるセッションは、デジタルトランスフォメ―ション(DX)、テレコム、HPC、プロフェッショナルビジュアライゼーション、AI人材育成、そしてヘルスケアなど、多岐に渡る領域を取り扱う。さらに、組込みや自律動作マシンなど、エッジコンピューティングに取り組む10社以上が集結する「EDGE DAY」、また国内精鋭のスタートアップ約20社がそれぞれのサービスやソリューションに関するプレゼンを行う「Inception Pitch」の開催も予定されている。

参加費は無料(事前登録制)となっている。公式ページおよび参加登録はこちら

なお、ヘルスケア領域の注目セッションは以下の通りとなる。

1. 6月23日11:30-11:55 「遠隔触診システム実現に必要なAIとは」(国立研究開発法人 理化学研究所脳神経科学研究センター・ユニットリーダー 下田真吾氏)

2. 6月24日12:00-12:15 「急性期医療現場において、リアルタイムに画像解析を行うためのエッジコンピューティング活用」(株式会社CROSS SYNC 田端篤氏、南部雄磨氏)

3. 6月24日13:00-13:40 「富士フイルムが目指す未来の画像診断支援AI開発DX」(富士フイルム株式会社メディカルシステム事業部 兼 ICT戦略部・マネージャー 越島康介氏)

4. 6月24日15:00-15:40 「中外製薬のDXへの挑戦におけるAI活用」(中外製薬株式会社デジタル戦略推進部・部長 中西義人氏)

5. 6月24日16:00-16:40 「デジタル化する創薬研究」(アステラス製薬株式会社アドバンストインフォマティクス&アナリティクス デジタルリサーチソリューションズ・ヘッド 角山和久氏)

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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