Aidoc – 専門人材不足を救うAIプラットフォーム

多数の画像解析AIを取り込み、独自プラットフォームの拡張を続けるAidocはこのほど、新たに1億1000万ドル(148.5億円)の資金調達を行ったことを明らかにした。シリーズDにあたる本ラウンドを経て、同社は調達資金総額として2億5000万ドル(337.5億円)に到達したことになる。

Aidocの公表によると、この調達資金は「Aidoc AI Care Platform」の継続的な拡大を支援するものになるという。同社CEOのElad Walach氏は「我々は既に画像解析AIプラットフォームのリーディングカンパニーだが、この新しいラウンドでの資金調達により、AIプラットフォームを大規模に強化し、病院が専門分野を超えたケアチームを組織し、活性化して、拡張性と効率性に優れた方法で患者に最高品質のケアを提供できるようにしたい」と述べた。

新型コロナウイルス感染症の拡大を経て、現在、米国内の病院では人材不足が深刻化している。30%の医療職が実際に退職を選択し、さらに31%が医療従事者からの離職を検討していることに触れ、今後さらに燃え尽き症候群の助長やケアの遅れ、見逃しリスクの余地が大きくなることを指摘する。5年以内に米国の医療従事者は320万人不足するとも試算されており、テクノロジーによる支援は喫緊の需要となりつつある。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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