頭部画像から梗塞や出血性病変を検出するAIソフトウェア開発に取り組むViz.aiは29日、CT・MRIに関する次世代イメージングを提供するCercare Medicalとのパートナーシップを発表した。これにより、完全自動化された脳灌流評価ソフトウェアであるCercare Perfusionが、Viz.aiのプラットフォームに組み込まれることになる。
Cercareの技術は、血流と血量に加え、酸素の利用可能性に関する局所動向を示すマップを独自に提供するなど、組織の病態評価を詳細化することで、認知症や悪性新生物などの様々な疾患に対して最適な患者管理を実現しようとするもの。Vizは「脳灌流障害を迅速にマッピングすることは、急性脳卒中管理における組織損傷を最小限に抑えるために極めて重要」としており、既存システムの大幅な強化を強調している。
Vizのビジネス開発担当バイスプレジデントであるSteve Sweeny氏は、「Cercareのように革新的なテクノロジー企業と手を組むことができ、とても嬉しく思う」とした上で、他企業とのパートナーシップ戦略の拡充を継続する旨を明らかにしている。
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