医療トレーニングにおけるAIシミュレーター

英マンチェスターに拠点を置くRe:course AIは、アバターを用いたAIシミュレーションによる医療トレーニングを提唱している。同社はこのほど、430万ドル(5.5億円)のシード調達を行い、医学部に対するバーチャル授業の全国展開を狙う。

Re:course AIは会話型アバターを利用することで、実際の患者シナリオを模した臨場感あるロールプレイを実現する。同社は英国民保健サービスとの提携により、サウスヨークシャーのプライマリケア医を対象とした初期の試験運用が行われている。また、英国防省の医療訓練では、軍人や退役軍人のメンタルヘルス治療を提供する準備段階の臨床医をサポートしている。

米国のメディカルスクールであるUSC Keck School of Medicineとの協力関係もあるほか、NHS EnglandのSBRI Healthcare部門から120万ドルの賞も授与されるなど、現在英国発医療AIスタートアップの新鋭として大きな注目を集めている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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