カナダ・バンクーバーに拠点を置くCognetivity Neurosciences社は、脳の健康状態を評価・モニタリングするための独自プラットフォーム「CognICA」を提供する。FDA登録とCEマークを取得しており、現在、北米・東アジア・東南アジア・中東・英国において商業的に展開している。
CognICAはAI技術によって、脳機能の高速・高精度な定量的指標を提供することにより、認知障害の初期兆候検出を支援する。これにより、認知機能の観点から「介入が最も効果的な時期を早期に特定」することで、長期的な治療管理とモニタリングをサポートすることが可能となる。CognICAは、瞬間的に表示される画像(動物や建物など)のカテゴリを分類する作業を通し、そのスピードや正確さを評価する「視覚分類テスト」に基づくアプリケーション。
CognICAはタブレット端末で駆動し、患者自身で操作することができ、言語や教育のバイアスに左右されないため、あらゆる地域で包括的かつ大規模なスクリーニングプログラムを実施する際に効果的となる。14日公開されたCognICAの最新バージョンでは種々の改良が加えられているが、特に「ローカルデータ保存機能が追加された」ことで、より幅広い地域での展開が容易になり、この技術の潜在市場が拡大されたとしている。
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