米カリフォルニア大学サンディエゴ校などの研究チームは、ソーシャルメディア上のフォーラムに寄せられた質問に対する回答調査で、医師による回答よりもChatGPTが生成した回答が好まれる可能性を明らかにした。
JAMA Internal Medicineに掲載された研究論文によると、ソーシャルメディアのフォーラムから無作為に抽出した195の患者質問を対象に、医師とChatGPTの回答に対する反応を比較している。ライセンスを持つ医療専門家チームが評価を行ったところ、ChatGPTの回答は医師の回答よりも好まれ、「品質」と「共感」の両方で有意に高く評価されたとしている。
著者らは「バーチャルヘルスケアの急速な拡大により、患者からのメッセージ対応が急増している事実」を指摘する。医療従事者の燃え尽き症候群防止の観点からも、患者からのメッセージ対応にAIアシスタントを利用できる可能性があるとしている。
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