米マイクロソフトは1日、AI創薬分野においてスイスの製薬大手ノバルティスと提携することを発表した。これに伴い、ノバルティスは新しいAI研究所を創設した上で、同社開発事業へのAI活用を急速に進める。
Microsoft News Centerの公表によると、この提携は複数年を見込み、共同研究事業をスイスのノバルティス本社、アイルランドのNovartis Global Service Center、英国のMicrosoft Research Labを中心に行うという。当初は3つの分野、1.加齢黄斑変性の個別化治療、2.遺伝子細胞治療、3.薬剤設計を取り扱う予定。
マイクロソフトCEOのSatya Nadella氏は「我々の戦略的提携関係は、ノバルティスの持つライフサイエンスへの高度専門性とマイクロソフトが誇るAIテクノロジーを融合させるものだ」とし、ヘルスケア領域、特に薬剤開発へのAI活用の優位性を強調する。