医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療系AIスタートアップ・ベンチャー企業の動向Zebra Medical Vision レントゲン画像から三次元モデルを構築するAI技術

Zebra Medical Vision レントゲン画像から三次元モデルを構築するAI技術

イスラエルのZebra Medical Visionは、Johnson & Johnsonの子会社にあたるDePuy Synthesと提携し、整形外科領域で活用されるクラウドベースのAIソリューションに取り組んでいる。

Medicaldevice-network.comが報じたところによると、両社のパートナーシップの下ではZebra Medical Visionの機械学習アルゴリズムを利用し、整形外科疾患患者のレントゲン画像から三次元モデルを構築するシステムの開発に臨むという。Zebra Medical VisionのCEO・Eyal Gura氏は「この戦略的パートナーシップにより、整形外科領域における治療方法と患者アウトカムに大きなインパクトを与えられる」としている。

整形外科領域における病態評価・術前評価にはCTやMRIが常用されているが、前者は被曝量の問題、後者は長い測定時間と安静保持の問題があるとともに、いずれもが非常に高価な機器となる。レントゲン撮影機器はクリニックレベルの小規模医療機関にも広く普及し、単回施行あたりの被曝量・測定時間・コストに優れるため、AI技術によるサポートを受けた利用範囲の拡大には期待が大きい。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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