米ミネソタ州ミネアポリスに所在するOdonata Healthは、非侵襲的なウェアラブルデバイスによって妊婦と胎児のバイタルサインをモニターするとともに、胎児心電図をAIによって解析することで胎児ジストレスの発症を早期に予測する取り組みを行っている。
Twin Cities Businessの報じたところによると、Odonata Healthは現在、Microsoftの投資部門「M12」などが開催する「女性創業者コンペティション」のファイナリストに選出されているという。同コンペティションは、優勝したスタートアップに対して100万ドルの資金提供が約束されるもので、女性創業者に対して公平な活躍の場を創生することが狙い。
Odonata Healthはメイヨークリニックを臨床パートナーとしており、妊産婦の罹患率・死亡率低下を主要な目的に掲げる。米国における妊産婦死亡は問題視されているが、CDCの公表によると、特に出産時には年間700名前後の女性が命を落としているという。