イスラエル最大の病院であるSheba Medical Centerは今週、新型コロナウイルス感染症患者のうち、特に重篤な患者の治療を行うための新たな地下施設を開設したことを公表した。
イスラエルメディアNoCamels.comが23日報じたところによると、この隔離ユニットは同医療センターの地下にあり、40を超える追加ベッドと高度な遠隔医療システム・モニタリングシステムを備えるという。医療機器・電気・酸素ラインには独自のインフラで対応し、特に人工呼吸器の利用が必要な患者と高度な集約的治療を要する患者が対象となる。
イスラエル保健省の報告では23日現在、国内1238名に感染があり、24時間で264名の増加が確認されるなど、感染拡大の危険性が示唆されている。イスラエル政府は厳格な隔離措置に取りかかっており、今後同等の施設が拡充される可能性もある。