米スタートアップのArterysは、ウェブベースの画像診断プラットフォームで知られる。同社はこのほど、通算7回目となる米食品医薬品局(FDA)による承認と、シリーズCラウンドとして2,800万ドルの資金調達を行ったことを公表した。
Arterysが先週行ったプレスリリースによると、今回得た資金はArterysエコシステムの強化に主として充てられるという。具体的には、同社のAIプラットフォームをアプリケーションパートナーに向けた拡張を行うことで、1. 臨床グレードのAIアプリケーションを提供するパートナー群の取り組みを加速させる 2. 臨床医が単一のインターフェイスから、自身のワークフローに容易にAIを統合できるようにする ことを目指す。
Arterys CEOのJohn Axerio-Cilies氏は「私たちはAIが臨床ワークフローに取り込まれる方法そのものを変革している。実際、私たちが立ち上げたクラウドプラットフォームは、数千のAIモデルを統合する可能性すらあり、世界中の医療機関がこれを利用できるようにしていきたい」とする。