欧州で存在感を強めるConcilioは、新しい医師セカンドオピニオンサービスの開始を公表した。初期の診断医とは異なる医師に診断・治療方針について意見を求める「セカンドオピニオン」は、医療スタンダードになろうとしているが、自身の病状を適切に判断できる医師の探索が容易ではなく、市民にとって大きな障壁となってきた。
AiThorityが28日報じたところによると、Concilioのオンライン・セカンドオピニオンサービスでは、AIによる専門医マッチング機能によって自身に最適な医師の紹介を受けることができるという。医師との遠隔コンサルを経たのち、自身のカルテ記録や検査結果などはプラットフォームを介して当該医師に送付され、実際の対面診察の段階では全ての医療情報が共有されているため、よりスムーズなセカンドオピニオンの取得に結びつられる。
Concilioの共同創業者でCEOのFlorian Reinaud氏は、英オックスフォード大学とインペリアルカレッジロンドンで医学教育を受けた救急医である。ライフサイエンス分野のスタートアップに対して10年以上にわたって投資を続けるなど、ヘルスケアへのイノベーションにも積極的に取り組んできたことで知られている。