患者の転倒リスクを評価するAI技術を以前にも紹介した(過去記事)。韓国のHallym University Medical Centerは、医療施設における患者転倒事故を予測するAIモデルを開発したことを発表している。
Aju Business Dailyの報道によると、同医療センターが開発したAIモデルは過去10年・約34万件の症例に基づき、病歴や歩行パターンなどの情報をもとに患者の転倒事故リスクを予想する。さらには臥床や車椅子によって皮膚に発生する褥瘡の予測も可能という。
同AIモデルは、看護師が患者の健康状態をチェックするたびに、転倒や褥瘡のリスクをリアルタイムで示す。そのリスクが60%以上と予測された際に、医療センターでは医師と看護師を含む特別なチームを派遣して監視にあたる体制とのことである。