世界最大の会計事務所 Deloitte Touche Tohmatsuは、AIがヘルスケアに与える影響について「Deloitte’s 2020 State of AI in the Enterprise Study, 3rd Edition」で最新版の報告をしている。
PR Newswireに掲載されたニュースリリースでは、デロイトによる調査の概要がまとめられている。キーポイントとしては以下の3点、①調査対象の医療機関の73%が2020年にAI技術への投資を増やす予定、②医療機関がAIで達成しようとしている成果でトップは「プロセスの効率化(34%)」、③医療機関はAIのリスクについて最大の懸念事項は「技術のコスト(36%)」であった。
調査においては、AIの採用に意欲的な医療機関が得られるであろうコスト効率や生産性の向上など多くのメリットの一方で、新しい技術が既存のワークフローにもたらすリスクの可能性とのバランスを取ることが重要と強調されている。デロイトが掲げているテーマ「The Age of With( 人とAIが協調する社会)」に対して、今回の調査結果はこれまで以上に重要な意味を持つという。