人工知能(AI)により薬局の調剤業務を効率化

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これまで様々な薬局業務の自動化の試みが行われてきたが、今後は調剤業務でのAIの利用に注目が集まりそうだ。画像認識技術などをはじめとしたAIの能力の向上によって、医師の処方箋を読み取り、用量や薬の種類に間違いがないかチェックした上で用法を患者に説明するといった調剤業務の一連の流れを、ほとんどAIのみで行うことができるようになる可能性がある。

オランダのWolters Kluwerの記事によると、基本的な調剤業務をAIに任せて薬剤師がチェックするというような働き方に変えることで、薬局はさらに多くの患者を扱えるようになるとともに、薬剤師の重要な業務の一つである、患者とのコミュニケーションにも力を入れる余裕ができるはずだという。また、AIによる調剤と聞くと遠い未来のことのようにも思えるかもしれないが、実際には現在も少しずつAIを導入している薬局は多い。AIによって過去の副作用データなどを蓄積して分析したりすることで、徐々に薬剤師が業務を行いやすくなってきている。

米経済誌Forbesの記事によると、薬剤師の中には新しい技術を導入することに抵抗を感じる人も少なからずいるようだ。しかし、業務を自動化するために必要なコストも年々減少する傾向があり、AIの参入によって薬剤師業務はさらに効率的になるだろうと予想している。