電子カルテなどの医療機関向けシステムを開発する米Epicはこのほど、医療会話を適切に要約し、構造化メモとして記録することのできるAbridgeの文書化ソリューションを、同社カルテシステムに統合することを明らかにした。
Abridgeは、Epicの「Partners and Pals」プログラムの最初の「Pal」となる。この提携により、AbridgeのAIベースの文書化ソリューションがEpicの臨床ワークフローに統合され、医療者は患者との会話をリアルタイムに、構造化メモとして記録できるようになる。AbridgeのCEOであり、自身も循環器内科医として診療経験の豊富なShivdev Rao氏は「私が最もよく使い、よく知っている電子カルテであるEpicと提携できることは光栄だ」と話す。
Abridgeを使用する医療従事者は現在、1日平均2時間を節約しているとし、Epicのワークフローに深く統合することで、さらなる時間節約の機会が生まれることを強調する。実際、EpicのEHRツールとして機能することで、外部のアプリやウェブサイトと比較し、医師が投資する時間を最大75%短縮することを見込む。
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