アラブ首長国連邦の病院 AIによって薬剤業務の効率化に成功

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アラブ首長国連邦のアブダビ市にある病院Sheikh Khalifa Medical Cityは、薬剤業務にAIを導入することで、業務の効率と安全性を確保することに成功した。AIを搭載したロボットによって1回の処方が8秒から10秒ほどで完了するため、現在は1日に約800もの処方をこなしているという。

URdupointによると、今回導入されたAIは、薬品の管理や準備、患者への分配などを行っているという。薬剤師が窓口で処方箋を受け取り、患者に関する情報をチェックしたあと、処方箋の詳細を認証するだけで、約10秒で薬品が用意されるという。すなわち、薬剤師は副作用や用法の説明など、患者との1対1でのコミュニケーションに徹することができ、業務を効率化できる。また、このAIシステムは薬品の管理でも重要な役割を担っており、温度・湿度が基準値を外れたり、技術的なトラブルが発生したときに関係者に警告する機能があるほか、薬品のシリアルナンバーとともに残量や使用期限を管理することもできるという。

GULF BUSINESSによると、アラブ首長国連邦では、病院・薬局から遠い地域に住んでいる患者や、忙しくて来院するのが難しい患者に薬を提供できない患者に対して、インターネット上で注文を受けた薬や患者が長期的に服用する医薬品を管理するAIの導入も進んでいるという。このようなシステムは薬剤業務を効率化させるだけでなく、薬剤師の本来の業務の質を高めるという点でも注目を集めている。