Cambridge Heartwear 不整脈を捉えるAIウェアラブル端末を開発

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英医療機器スタートアップCambridge Heartwearは、AI技術を利用し、持ち運びとリアルタイム計測が可能な心電図モニタリング端末を開発した。これにより、心房細動など、本来治療が必要であるにもかかわらず自覚症状が乏しいために見逃されがちな不整脈の出現を、日常的にモニタリングし、予防することが可能となる。

Cardiac Rhythm Newsが今月17日に報じたところによると、ワイヤレス充電が可能なこの小型デバイスは、リアルタイムの心拍情報を記録し続けるため、病態の適切な監視・コントロールに結び付けられるという。また、この端末に記録された情報を直接医師と共有するプラットフォームも公開されており、すでにその利用は始まっているという。

心房細動は不整脈出現の過程で血栓を作ることが知られており、脳梗塞の主たる要因の1つでもあるため、診断された場合は治療による介入が重要となる。テックメディアInteresting Engineeringは、英国では脳梗塞患者の治療とリハビリテーションに年間25億ポンドが使われていることを挙げ、このデバイスが医療経済を巡る救世主となる可能性も指摘している。