Zebra Medical Vision 気胸診断AIのFDA承認を取得

高い医療画像解析技術によって大きな注目を集めるイスラエルのスタートアップ・Zebra Medical Visionは昨日、胸部レントゲン写真から気胸の存在を警告できるAIシステムに関し、米食品医薬品局(FDA)からの承認を受けたことを公表した。

医工学系メディア・FierceBiotechの報道によると、同アルゴリズムは数百万に及ぶ胸部レントゲン画像を利用して構築されており、医師は従来より80%以上早く、自信を持った診断にたどり着けるとしている。Zebra Medical VisionのCEO・Eyal Gura氏は「我々の製品に重要な付加価値を与えられ、多忙な放射線部門への助けともなれることを嬉しく思う」とコメントしている。

特に急性期の現場など、時間的制約のあるなかでの胸部レントゲン読影には大きなストレスが伴う。同メディアによると、実際米国では、気胸の誤診・診断の遅れによって年間74000人が影響を受けているとし、熟練の放射線科医においても利用価値が高いことを指摘している。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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