AIを利用した医用画像の診断プラットフォームで知られる韓国・JLK Inspectionは、同社が開発した2点の画像診断ソフトウェアについて、CEマークの認証を取得したことを公表した。これにより、一定の安全基準条件を満たしたことが示されるとともに、EU加盟国における普及促進に繋がるものとみられる。
英メディア・COMPELOが先週報じたところによると、JLK Inspectionは、2点のMRI画像の診断ソフトウェア「JPC-01K」と「JBS-01K」について、CEマークの認証取得に成功したという。前者が前立腺がんの、後者が脳梗塞の診断を行うAIアルゴリズムであるとのこと。これらを含む37の画像解析ソフトウェアを搭載したプラットフォーム・AIHuBは、昨年JLK Inspectionが公開し、大きな注目を受けた(過去記事)。
同社は今回のCEマークの認証取得を足がかりに、米食品医薬品局(FDA)の承認取得、それに続く米国へのマーケット拡大を目論んでいる。また、グローバル展開を前に、Radiological Society of North America(RSNA)2019やEuropean Congress of Radiology(ECR)2019、Consumer Electronics Show(CES) 2020などの主要学会・展示会への出展も予定している。