ピッツバーグヘルスデータアライアンス(Pittsburgh Health Data Alliance)は、ピッツバーグ大学メディカルセンター・ピッツバーグ大学・カーネギーメロン大学などの研究者からなる組織で、関連施設から集積したデータを健康増進や医学の向上に役立てることに主眼がある。同組織は、Amazon Web Services(AWS)を活用していくことを公表した。
7日、ピッツバーグヘルスデータアライアンスが公表したところによると、Amazonとの協力体制によりAWSを利用した機械学習アプローチを積極的に取り入れていくという。対象とする研究領域は、がん診断・個別化医療・音声認識技術・医療画像など広範囲に及ぶ。
ペンシルベニア州南西部を舞台とするこのコンソーシアムは4年前に結成され、ヘルスケア領域で構築されたビッグデータの有効活用で特徴的な成果を示してきた。AmazonでAI事業を率いるSwami Sivasubramanian氏は「機械学習が医学研究を飛躍的に向上させると信じている」と述べ、協力体制の展望に強い期待感を示している。