米ホワイトハウスは、MicrosoftやAllen Instituteなどと協同し、コロナウイルスに関する学術論文データベースを無償公開した。
Venture Beatの報じるところでは、COVID-19 Open Research Dataset(CORD-19)と名付けられた同データベースには、コロナウイルスに関する29,000を超える学術論文が収められているという。医学系および自然言語処理技術系などの研究者コミュニティによる利用を想定し、テキストデータのマイニングによって、COVID-19への有効な対策を導くのが狙い。
ホワイトハウスCTOのMichael Kratsios氏は「AIは科学者が情報を分析するにあたって、非常に強力な助けになる」と述べ、AIの積極利用を推進するとともに、同データベースがMicrosoftのAIツールによって索引付け・マッピングされていることも明らかにしている。