米国ミネソタ州に本拠を置くCareline Health Groupは、終末期にある患者とその家族に多面的な医療サービスを提供している。同グループはこのほど、Muse HealthcareのAIテクノロジーを取り込み、患者ニーズを満たす予測ツールを全面導入することを公表した。
Muse Healthcareが3日明らかにしたところによると、同社のAIツールは患者のリスク層別化のため、臨床所見や投薬状況、バイタルサイン、その他の臨床情報を網羅的にモデル化・評価することができるという。介入の必要性が最も高い患者を視覚的にハイライトし、医療者に追加ケアの実施を促す。また、在宅や施設など、患者の所在と身体状況に基づき、適切なケア計画の変更を行うことができる。
Careline Health GroupのCEOであるJoe Mead氏は「Museのテクノロジーを利用することで、人生最後の数日間を見逃すことなく、適切な訪問を確保することができる。私たちの使命は、患者とその家族が我々を最も必要とする時、そこにいることだ」とし、先端テクノロジーによるホスピスケアの質的向上に大きな期待を示している。